信州人    

第13回全国歯科医師会野球大会優勝 最優秀選手賞、最優秀投手賞受賞

渡邉 耕太さん

長聖野球部で甲子園を目指す

小学1年生で野球を始め、小諸東中学校、佐久長聖高等学校で野球部に所属していました。「甲子園を目指すなら長聖」というイメージがあり、高校野球をするために長聖に進学しました。1年生の時はベンチ入りしたものの、2年時はケガで思うようなプレーができず、3年の夏の大会で背番号10番の2番手ピッチャーとしてベンチ入り。チームはベスト16で目標だった甲子園出場は叶いませんでしたが、最後の夏の大会で投げられたことは良い思い出です。ケガはしましたが最後まで諦めずに高校野球をやり切れたという思いがあったので、部活引退後は野球とは真逆のことをやろうと思い、勉強に専念。父親が歯科医師だったこともあり歯科医になるために歯学部を目指しました。 大学時代は社会人クラブチームで硬式野球を続けました。野球はずっと大好きだったので、ケガが癒えて思い切り野球ができることが楽しくて、学業を優先しながら野球に打ち込みました。24歳で歯科医になり、研修医時代から地元へ戻るまでの5年間は医師としてのスキルアップを優先していたため、グローブを触ることはありませんでした。

小学生の頃から投手一筋。全国大会では、2日間4試合全てを投げ、準決勝ではホームランを放ち、投打で大活躍しました

野球が繋いだ縁に導かれ

30歳で小諸へ帰郷。医院開業のため相談に行った金融機関で小学校の時に所属していた野球チームの先輩と再会。地元の早起き野球のチームに誘っていただき、5年ぶりに野球を再開しました。早起き野球は現在も続けています。夏は早朝4時、5時台から試合をしますが、野球が仕事の息抜きになっています。 過去に全国大会優勝を3回した実績のある長野県歯科医師会野球部には2018年から参加しています。野球経験のある先生方が県内から集まり、年に3回ある大きな大会に出場します。定期的に練習があるわけではなく、試合直前に集まって試合に挑みます。20〜50代と幅広い年齢層ですが、どの先生方も野球が大好きで、野球になると上下関係なく楽しめるためチームワークも良く、のびのびと活動しています。

「上の世代の先生方が優しいので、のびのびやらせてもらっています」と渡邉さん

最優秀選手ダブル受賞!

2024年9月、長野県歯科医師会野球部は北信越代表として全国歯科医師会野球大会に出場し、優勝することができました。投手としては4試合投げて失点も少なく、バッターとしても調子が良く、準決勝ではホームランを打ちました。チーム優勝に加えて、最優秀選手賞&最優秀投手賞にも選んでいただきました。野球の神様がいるとしたら、色々な縁で、助けてもらっているのだと思います。今回の優勝や受賞、楽しく野球を続けられているのは野球仲間のおかげです。50代・60代になっても野球ができる体でいられるように、日々トレーニングを重ね食生活にも気をつけています。 患者さんと接するときは、体調も気持ちも常に整った状態であることが歯科医師としての義務。大好きなスポーツや野球、筋トレ、ランニングなどでストレスを発散し、心身共にリセットしています。生活習慣や自己管理の大切さもスポーツから学びました。経験を活かし、健康な口腔環境づくりのお手伝いができたら嬉しいです。


わたなべ こうた 1985年小諸市生まれ 小学1年生から野球を始める 佐久長聖高等学校硬式野球部出身 日本歯科大学新潟生命歯学部時代は社会人クラブチームに所属 長野県歯科医師会野球部投手 わたなべ歯科医院院長




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